シュターツカペレ・ドレスデンのレコ芸推薦盤大全(1982〜1989)

ホームページ WHAT'S NEW? シュターツカペレ・ドレスデンのページ
1968〜1981はこちら


 
 
  • 『レコード芸術』の月評より、シュターツカペレ・ドレスデンの推薦盤をすべて列挙
    (対象:1982年1月号〜1989年12月号)
  • コメントの中でオーケストラについて触れている部分があれば、抜粋して転記
    (1984年1月号〜1986年12月号は本誌月評より、その他は1月号別冊「レコード・イヤーブック」巻末の月評要約より)
  • 特選盤は
  • レーベル名等も含め、同書の記載のまま転記
 

 

 

1.シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」/ベーム指揮
(グラモフォン、1982年1月号)

「オーケストラの音は、やはり特別のもので他のどこにもない色調と弾力をもっている」

2. 「栄光の巨匠カール・ベームの遺産−7,8,9,10」/ベーム指揮
(EMI、1982年1月号)

3.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲4番+グリーグ:ピアノ協奏曲/ギーゼキング/ベーム指揮
(EMI、1982年1月号)

4.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲5番「皇帝」/フィッシャー/ベーム指揮
(EMI、1982年1月号)

5.ブルックナー:交響曲第5番/ベーム指揮
(EMI、1982年2月号)

6.ブルックナー:交響曲第2番/ヨッフム指揮
(EMI、1982年4月号)

「オーケストラの美しさも抜群である。ことに弦の深い音色の美しさは驚異的な高さに達しており、弦の各声部の対比感を故意に避けるように工夫された書法を綿密に織りあげるように運んでいく技術は、殆ど合奏の熟練の極といえるものである」「ドレスデンのアンサンブルの精妙さは、他に類のない多様な陰影を示しており、このアンサンブルの威力が、とくに終曲においてはまさに唖然たる合奏美の極限をくりひろげる」

7.ブルックナー:交響曲第9番/ヨッフム指揮
(EMI、1982年7月号)

「まず第一に、ドレスデンのオケの落ち着いた音が、いかにもブルックナーにふさわしい。特に弦が滑らかであり、ホルンも含めて金管がすばらしく達者だ」

8.ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」/ブロムシュテット指揮
(デンオン、1982年9月号)

「弦も木管も金管も練れに練れている」

9.ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」/ヨッフム指揮
(EMI、1982年10月号)

「シリーズを貫く最大の魅力の一つである響きのすばらしさは、ここでも存分に聴くことができる」

10.ワーグナー:「ラインの黄金」全曲/ヤノフスキ指揮
(デンオン、1982年10月号)

「ドレスデン・シュターツカペレの音には、最上級の檜のようなキメの細かさと暖かさとしなやかさがあり、どんな瞬間にもそれが無機的な響きに終わらず、ドラマと感情を自発的に語り出しながら聴き手を音楽の流れの中に包み込んでいく」

11.ブルックナー:交響曲第5番/ヨッフム指揮
(EMI、1982年11月号)

「ドレスデンのオケはここでも全く申し分なく美しい。ことに弦の美しさは圧倒的である」

12.モーツァルト:交響曲第40番+第41番「ジュピター」/ブロムシュテット指揮
(デンオン、1982年12月号)

13.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲/ヘルシャー/ヤノフスキ指揮
(EMI、1983年2月号)

「ドレスデンのオケは柔らかい響きの内部に情熱を秘め、低弦をきかせた立体感もいい」

14.ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」全曲/クライバー指揮
(グラモフォン、1983年2月号)

15.ワーグナー:「ワルキューレ」全曲/ヤノフスキ指揮
(デンオン、1983年2月号)

16.リムスキー=コルサコフ:「モーツァルトとサリエリ」全曲/ヤノフスキ指揮
(EMI、1983年5月号)

17.モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」+第28番/デイヴィス指揮
(フィリップス、1983年6月号)

「いぶし銀の輝きに満ちた、味わい深いモーツァルト」「オケの華美でない音色も、音楽に落ち着いた感じを与える」

18.モーツァルト:交響曲第39番+第29番/デイヴィス指揮
(フィリップス、1983年7月号)

「第39番は冒頭からいぶし銀の響きを満喫させてくれる」「ドレスデンのオケの派手でない音色が、音楽に落ち着いた感じを与えている」

19.モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」+第39番/ブロムシュテット指揮
(デンオン、1983年8月号)

「ドレスデン国立管弦楽団の特徴的な音質をよく示していて、柔らかな音ですすめられている」

20.ワーグナー:「ジークフリート」全曲/ヤノフスキ指揮
(デンオン、1983年11月号)

21.シューベルト:交響曲全集/ブロムシュテット指揮
(ドイツ・シャルプラッテン、1983年12月号)

「ドレスデンのオケのふくよかな響きによってすばらしい音楽的雰囲気を作り出している」

22.ワーグナー:「神々の黄昏」全曲/ヤノフスキ指揮
(デンオン、1984年2月号)

23.モーツァルト:レクイエム/シュライヤー指揮
(フィリップス、1984年2月号)

24.モーツァルト:セレナード第9番「ポストホルン」+二つの行進曲/アーノンクール指揮
(テルデック、1984年12月号)

「ポストホルンのソロは、名手ペーター・ダムがまことに安定した技巧で難なく吹いている」

25.モーツァルト:「魔笛」全曲/デイヴィス指揮
(フィリップス、1984年12月号)

「落ち着いた味わいとうるおいにとむオーケストラのソノリテをよく生かしながら〜」

26.バッハ:マタイ受難曲/シュライヤー指揮
(フィリップス、1985年6月号)

27.モーツァルト:セレナード第7番「ハフナー」+行進曲/アーノンクール指揮
(テルデック、1985年7月号)

「オーケストラの弦の美麗な音色と管の透明な響きが、それぞれ実に素晴らしく〜」

28.R.シュトラウス:「ばらの騎士」全曲/フォンク指揮
(デンオン、1985年7月号)

29.「オペラ名序曲・間奏曲集ろ/ヴァルヴィーゾ指揮
(フィリップス、1985年9月号)

「全体を通じて、オーケストラが大変見事な演奏を行っており、この名門オーケストラがオペラ演奏のエキスパートであることを、あらためて痛感した」

30.R.シュトラウス:英雄の生涯/ブロムシュテット指揮
(デンオン、1985年11月号)

「よく彫啄されたまろやかな音色は、まことに素晴らしい」

31.「ワーグナー・イン・ドレスデン」/若杉指揮
(CBSソニー、1985年11月)

32.ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」/若杉指揮
(CBSソニー、1986年1月号)

「シュターツカペレ・ドレスデンの独自の音彩と緻密なアンサンブルが壮麗な表現をつくっている」

33.「ホルン協奏曲集」/ダム/クルツ指揮
(ドイツ・シャルプラッテン、1986年2月号)

34.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」/アラウ/デイヴィス指揮
(フィリップス、1986年7月号)

35.ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番+第2番+クラリネットと管弦楽のための小協奏曲/マイヤー/ブロムシュテット指揮
(EMI、1986年8月号)

「弦のリズムの爽やかな響き、木管の響きの美しさ(特にフルートの玲瓏とした響き)は実に魅力的で、それがマイヤーのソロをいっそう引き立てている」

36.シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」/テイト指揮
(EMI、1987年4月号)

37.ベートーヴェン:交響曲第7番+序曲「献堂式」/テイト指揮
(EMI、1987年11月号)

38.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番/アラウ/デイヴィス指揮
(フィリップス、1987年6月号)

「弦の柔らかい響きはデイヴィスのフレージングに美しい品位を与えている」

39.マーラー:交響曲第1番「巨人」/若杉指揮
(CBSソニー、1987年12月号)

「このオーケストラの優れた合奏力が若杉の柔軟な音楽作りに密度の高さを加えたともいえる」

40.バッハ:クリスマス・オラトリオ/シュライアー指揮
(フィリップス、1988年1月号)

41.ウェーバー:序曲集/クーン指揮
(CPR、1988年4月号)

「ドレスデン・シュターツカペレは、彼らが誇りとするかつての指揮者の作品をレパートリーとして完全に消化し、コンサート的な感覚とオペラティックな雰囲気とをほどよく結びつけたすぐれた演奏で聴かせてくれる。彼らの柔軟性にとんだふくよかな響きが、かなり明快な技巧性とともに、これらの音楽を適度なふくらみとともに聴かせてくれるのが魅力である」

42.ヴェルディ:「リゴレット」全曲/モリナーリ=プラデルリ指揮
(Pal、1988年4月号)

43.R.シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき+ドン・ファン/ブロムシュテット指揮
(デンオン、1988年8月号)

「オーケストラの"いぶし銀"の音が素晴らしく、この曲の久しぶりに胸を打たれた名演である」

44.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番+第2番/アラウ/デイヴィス指揮
(フィリップス、1988年8月号)

45.ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」/シノーポリ指揮
(グラモフォン、1988年10月号)

「この地味な響きのオーケストラから、シノーポリは実に輝かしいfを引き出す」

46.「喜歌劇序曲集」/フォンク指揮
(ドイツ・シャルプラッテン、1988年12月号)

47.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集/アラウ/デイヴィス指揮
(フィリップス、1989年1月号)

「デイヴィスはオケの美しい弦の響きを生かして落ち着いた、しかも気品を漂わせた演奏を展開する」

48.バッハ:ヨハネ受難曲/シュライアー指揮
(フィリップス、1989年2月号)

49.チャイコフスキー:「エフネギー・オネーギン」全曲/レヴァイン指揮
(グラモフォン、1989年6月号)

50.R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら+メタモルフォーゼン+死と変容/ブロムシュテット指揮
(デンオン、1989年11月号)

 

2002年5月25日、An die MusikクラシックCD試聴記