An die Musik 60万件記念読者アンケート結果について

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 An die Musikでは、累積アクセス数が60万件を超えた7月8日から7月31日まで読者アンケートが実施されました。短期間のアンケートで、しかも、Web界におけるアンケートの常套手段である懸賞品を一切つけないという厳しい条件であったにもかかわらず、295件ものご回答をいただきました。ご協力いただいた方々には御礼申しあげます。

 

基本的な設問に関する結果はこちらをご覧下さい。

 

 このアンケートの最後に置いた設問「An die Musikにあったらいいなと思うコンテンツは何ですか」(テキスト形式による自由回答)にも多数の回答をいただきました。皆様から寄せられたご要望について、2003年8月2日現在の私の回答を書いておきます。

 

■要望及び回答■

 

クレンペラーのページ」・「クーベリックのページ」の充実
「シュターツカペレ・ドレスデンのページ」の充実

 

【伊東からの回答】

 「クーベリックのページ」は松本さんという強力な助っ人が登場しました。今後の充実が期待できます。

 「シュターツカペレ・ドレスデンのページ」は私がこれから少しずつ更新を再開する所存であります。

「クレンペラーのページ」までは手が回るかどうかちょっと自信がありません。が、努力いたしますので、もし更新再開に漕ぎ着けたら歓呼をもってお迎え下さい!

 

読者が作る「この曲のお薦め盤」コーナーの新設

 

 掲示板形式で読者が参加して作る名盤推薦コーナー。1ヶ月毎に曲を決めて読者がどんどん推薦盤を書き込む。さらにそれをデータベース化してしまう、というもの。

 

【伊東からの回答】

 かつてこの企画をほぼそのまま実践していたホームページがあったらしく、多くの読者がAn die Musikでの対応を希望しました。

 掲示板形式で推薦盤を書いてもらうコーナーを作るのは難しくありません。すぐにでもやろうと思えばできます。さらに、せっかくやるなら企画案の通り、データベース化したいところです。

 しかし、この「データベース化」がくせ者なのです。個人のページでデータベース環境を整えるのは極めて難しいので、私は頭を抱えています。面白い企画ですから何とか実現化させるべく検討・調整いたしますが、この企画についてはお時間を賜りたく存じます。

 

「CD試聴記」の充実

 

【伊東からの回答】

 「CD試聴記」はAn die Musikのメインページです。それにもかかわらず、少なくない方からの要望があったのは、私の怠慢のなせるわざです。鋭意努力いたしますので、何卒ご容赦下さい。

 

室内楽・オペラ等のページの充実

 

 重厚長大なドイツ・オーストリア音楽が盛んに取り上げられてはいるものの、他のジャンルも扱ってほしいという要望がありました。具体的には室内楽・オペラ。さらには器楽曲など。

 

【伊東からの回答】

 これは私が普段聴く音楽の偏りを表しているものです。大変恥ずかしい限りです。できればもっと偏りのない聴き方を心がけます。なお、専門のページを作るのは大変難儀しますので、「CD試聴記」で扱わせて下さい。

 

オーディオに関するページの新設

 

 オーディオに関する興味を抱く方は多いらしく、その専門ページの開設を望む声が複数の方からありました。また、「名録音技師のページ」開設要望の声もあります。

【伊東からの回答】

 私はオーディオは重要だとも思いつつ、オーディオに凝ってはいません。むしろ、オーディオにはなるべく距離を置くよう心がけています。音楽ではなく、機材の変化による音の違いを云々し始めたら、音楽そのものを楽しむのとは別の世界に行ってしまう気がするからです。それゆえ、私の場合、オーディオに関しては2の次、3の次状態です。ですから、オーディオ関係のページを作るのは無理です。

 しかし、「名録音技師のページ」については非常に興味があります。実を言いますと、私はケネス・ウィルキンソンを筆頭とするDECCAの録音スタッフには密かに注目しています。50年代から60年代にかけて大量の高品質録音をMercuryに残したロバート・ファインなど、伝説的な録音技師にも憧れを感じます。が、いかんせんオーディオが2の次の私ではこの企画を実現するのは不可能です。もし「われこそは適任である!」という方がおられましたらこちらまでメールを下さい。

 

特定演奏家・団体のページの新設

 

 ハイティンクのページ、オトマール・スウィトナーのページ、コリン・デイヴィス&ロンドン響のページ、小澤征爾のページ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、シュターツカペレ・ベルリンのページなど。

【伊東からの回答】

 さすがにこれだけいろいろ出てきますと収拾がつかないという気がしますね。どれか、ということであれば、青木さんによる「コンセルトヘボウ管のページ」の流れもあるので、「ハイティンクのページ」になります。が、これは録音量がすさまじく、さすがの青木さんでも辟易とされておられるはずです。どうしたものか、ちょっと考え込んでしまいます。やってみたいのも山々ですが、実現させられない可能性大です。何卒ご容赦下さい。

 

特定作曲家のページの新設

 

 マーラー・シベリウスのページなど

【伊東からの回答】

 これには興味がありますねえ。クラシックファンなら一度は特定の作曲家の、しかも特定の曲目を徹底的に聴いてみたいという欲求に駆り立てられるはずです。マーラーにしても、シベリウスにしても取り組み甲斐がありそうです。が、それ相応の準備と心構えがないとできません。すぐには無理です。ボツにするにはちょっと惜しいので、ちょっと保留させて下さい。

 

2003年8月2日、An die MusikクラシックCD試聴記