ARCHIVE OF WHAT'S NEW ?
99年3月前半

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3月15日:CD試聴記に「コンヴィチュニーのベートーヴェン交響曲第3番<英雄>」を追加。オケはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管。このCDについてはもっといろいろなことを書きたかった。また別の機会にふれることもあろうから、あてにしないで待っていて欲しい。

なお、本日のゲストブックにもあるとおり、やっとYahoo!がこのページを登録してくれた。11月1日に開設し、すぐに登録依頼をしたのに無視され、2週間ほど前に3回目の登録依頼をしてやっと検索できるようになった。載せてもらったのは大変嬉しいが、3回も登録依頼をしなければならないというのは一体どういうわけだろうか?Robert Schumann homepage by n'Guinにも書いてあったが、これでは検索エンジンの意味がないではないか?しかも紹介文は「クラシックCD試聴記。クレンペラーのページも」で、いかにも素っ気ない。そんな紹介文を書いたつもりは全くないのだが。Yahoo!はどうなっているんだろうか?


3月14日:BS2で放送されたクライバーをビデオに録画し、一部を見た。リハーサルを見ていると、音楽が平板にならないように大変な努力をしている。よくあれだけいろんな表現が口から飛び出してくるものだと驚いてしまう。指揮者稼業は、音楽を身振り手振り、そして言葉で表現しなくてはいけない。自分で音楽を奏でない分、指揮者の意図を浸透させるには筆舌に尽くしがたい困難があるに違いない。言葉による表現の練習もしているのだろうか?

それはそうと、少なくとも若い頃のリハを見る限り、クライバーは音楽を楽しんでいるようだ。であるとすれば最近やたら少なくなってきた演奏回数はどう説明したらいいのだろうか?音楽は好きだが、仕事としてやるのは嫌なのだろうか?全く不思議な指揮者だ。1930年生まれだから、若い若いと思っていたクライバーも70歳近い。まさか高齢を理由に引退なんてことはないように祈るばかりだ。


3月13日:クレンペラーのベートーヴェンをさらに分割。交響曲部門を<交響曲第1番〜第3番交響曲第4番〜第7番交響曲第7番〜第9番>に分割した。カップリングの関係で完全にこの分類の通りになっているわけではないのでご容赦いただきたい。

また、WHAT'S NEW?のアーカイブも3ヶ月毎に分割することにした。ただし、内容の性格上ファイルサイズは特に小さくはしていない。申し訳ないが、何卒ご理解いただきたい。

ところで、本日よりテニスを再開した。テニスはもともとうまくはなかったのだが、暫くぶりにやってみると、へたくそぶりがはっきり分かって情けない。一緒にペアを組んでくれた高校1年生の女の子には全く申し訳ないことをしたと思っている。このページを読んでくれているとはとても思えないが、念のためここでお詫び申しあげたい。


3月12日:クレンペラーのページに「シューマンの<ファウスト序曲>」を追加。

本日、私はあることで大変なショックを受けた。

夕方、とあるCDショップを徘徊していたのだが、ながら聴きをしている私を捉えて放さない演奏があった。曲目はチャイコフスキーの交響曲第5番。店にあるCDをいろいろ眺めながら聴いていたのだが、それでもなかなかすごいCDだと思った。じっくりとして先を急がないテンポ、ここぞという時に使われる強いアクセント、そしてダイナミックな音響。これはすごい。「一体誰が指揮しているのだろう?」と思いながら聴いてみた。しばらくしても、どうしても指揮者が思い浮かばない。「これは買って聴かなければいけない!」と決心してレジの近くにあるCD棚を見た。何と演奏はクレンペラー指揮フィルハーモニア管であった(輸入盤。artによるリマスタリングCD)。その衝撃は、もう筆舌に尽くしがたい。何となれば私はクレンペラーのチャイコフスキーの中でも、この曲ばかりは納得できなかったからである。私はCD評を載せるからには何度も聴き直し、悪評なら、そうと言葉に出してしまっても構わないと思ってからCD評を書いている。チャイコの5番は自宅で何度聴いても褒める気にはならなかった。それにもかかわらず、CDショップで聴くと、やたらすばらしく聞こえてしまう。

おそらく読者の中にも似たような経験をされた方が大勢いらっしゃると思う。店頭で聴いて「おお。これは!」と喜んで買ったのに、自宅で聴いてみたら「あれ?」というやつだ。でも、私の場合、このチャイコは何度も聴いてあの批評を書いた後だけにショックは大きい。自分の音楽の聴き方に疑問を感じてしまった。

そこでお願い。あのチャイコを皆さんはどう思っているのだろうか?クレンペラーのチャイコは一般的でないから、あまり聴いたことのある人は少ないと思うが、ご意見をいただければ、とても嬉しい。


3月11日:カルロス・クライバー、BSで一挙に放送

例のMOSTLY CLASSICによると、BS第2放送でカルロス・クライバーの大放送が二日連続であるという。二日ともリハーサルが見られるらしい。

初日、3/13(土)のリハーサルは「こうもり」、二日目は「魔弾の射手」だという。二日目はリハだけではなく、何と「ばらの騎士」全曲が放映される。前回、シュターツカペレ・ドレスデンの放送時間が当日になってから変更されたようなので、ご興味のある方は当日しっかり新聞のテレビ欄を確認して欲しいが、必見であることは間違いないだろう。

それにしても、生きたまま過去の人のような扱いになったクライバー。もっと元気に指揮をして欲しいものだ。前回のMOSTLY CLASSICではカナリア諸島で指揮をしている様子が特集されたが、そんな程度ではファンは到底満足できない。父クライバーは死ぬ直前まで精力的に指揮を続けた。カルロスは現代最高の指揮者であるには違いないのだが、いかんせん、伝説の人になりかけている。生きた化石になってしまって、本人は満足なのだろうか。音楽界の不思議でもある。

なお、クライバー大放送の時間、内容をご参考までに抜き書きしておく。

3/13(土) BS2 前1:30〜4:00

リハーサル:こうもり、オケはシュツットガルト放送響
バイエルン国立管弦楽団演奏会

・ベートーヴェン「コリオラン」序曲
・モーツァルト交響曲第33番
・ブラームス交響曲第4番

3/14(日) BS2 前0:00〜5:00

R.シュトラウス「ばらの騎士」
リハーサル:「魔弾の射手」序曲


3月10日:クレンペラーのページに「ベートーヴェンの交響曲第9番<合唱>」を追加。オケはコンセルトヘボウ管。


3月9日:だんご3兄弟

だんご3兄弟破竹の勢いでセールスを伸ばす「だんご3兄弟」。女房さんが騒ぐので、私もついにCDを買ってきた。まず聴いてみた。世の中で大騒ぎしているのがよく分からないほど何でもない曲だ。でもこのところ街中で流れていた調子外れのKファミリーの歌なんかより遥かにいい。何といっても害がない。楽譜もついているが、音型も極めて単純だ。これなら子供もすぐ覚えられるだろう。

それにしても気になることがある。タンゴというのはもともと明るい曲ではないと思う。「だんご3兄弟」はタンゴ調の曲だから、もとより明るい感じはしない。にもかかわらず大ヒットしている。しょっちゅう引き合いに出される国民的大ヒット曲「およげたい焼き君」も実はとても暗い。決してほのぼのソングなどではないのだ。恥ずかしながら「たい焼き君」は私の持ち歌なので隅々まで知っているが、驚くべきことにたい焼き君は餌だと思って食らいついた釣り針に引っかかり、釣りのおじさんに食べられてしまうのである。

タンゴといえばピアソラ。私もご多分に漏れずピアソラのCDを買っているが、どうにも陰鬱で聴き続けられなかった。私の予想に反して今もピアソラあるいはタンゴブームが続いているのだが、よもやこんな形でタンゴ(ダンゴ)ブームが日本で爆発するとは思いもしなかった。

タンゴといい、たい焼き君といい、暗めの曲が日本で大ヒットするのは日本人のメンタリティーのなせる技なのだろうか。真剣に聴けば聴くほど、悩んでしまう私であった。


3月8日:CD試聴記に「シノーポリ指揮ブルックナー交響曲第9番」を追加。

オケはシュターツカペレ・ドレスデン。ちょっと書きすぎたかな?でも、提灯記事は書きたくないので勘弁してほしい。私はシノーポリは嫌いではないし、このオケには愛情があるのでこんなことを書いてしまうのだ。決して悪気があるわけではない。その証拠にこのコンビのCDは随分買ってしまった。


3月7日:「苗場スキー場レポート」を更新。

足の爪問題と、予想以上に早くやってきた春の到来のため、今シーズンのスキーは終了した。宿に置いてあった大量の荷物も引き上げた。が、私が定宿にしている福島屋旅館にはまた行くのである。といってももっと先のことだけど。5月中旬から6月頃。その頃の苗場は最高。新緑がきれいで、山菜取りを楽しめる。山菜取りというとオジン臭く思われるかもしれないが、ものすごくしんどい。しんどいが、おいしい山菜料理が食べられるのでたまらない。山菜の天ぷらを食いながら八海山を飲むと、幸せいっぱい。詳しくは女房さんが作った「山菜取り体験記」を読んでいただきたいが、今年もツアーを組んで行く予定である。また今年の分も紹介するつもりなので、乞うご期待。


3月6日:お詫び

皆様のお陰で昨日アクセスカウンター1万件を達成したわけだが、実はこの貴重な1万件目を、亭主はアップロード後の動作確認時に自分でヒットしてしまった!本人はショックからいまだに立ち直っていないようだ。読者の皆様にも大変申し訳ない。予告はしていなかったが、1万件目のお客様には記念品も考えていた。仕方がないので、ゾロ目賞として11111件目の読者にこの記念品をお渡ししたいとのこと。お楽しみに。今後ともよろしくお願いします。(妻執筆)


3月5日:クレンペラーのページに「ベートーヴェンの荘厳ミサ曲、交響曲第5番<運命>、交響曲第6番<田園>後編」を追加。

今回は後半の「運命」と「田園」。流れが分からないとまずいと思うので、前編の「荘厳ミサ曲」からアンカーを入れた。前回分を読んで下さった方は、「後編」と書いてあるところまで飛んでいただきたい。

なお、今晩、ついにアクセスが10000件を超えた。こんなに早くアクセス10000件を達成できたのは皆様のご声援があったからこそ。夫婦ともども深く感謝したい。


3月4日:「名門オーケストラを聴く!」

音楽之友社から「名門オーケストラを聴く!(CDでたどるその栄光の歴史と名盤)」という本が出た。1900円で全324ページ。巻末には名盤リストがついている。一見立派な本だ。が、どうもつまらないなあ。確かに、名門オーケストラの歴史、名盤が載っているというのは嘘ではない。でも、音楽之友社が作っているからには提灯記事ばかりになるのはやむを得ないとしても、名盤を語る際にCDジャケットが掲載されないのはつまらないと思う。CDジャケットがないと、やはりイメージがわかない。私のページでも画像はほとんど必要最小限にしてあるが、CDジャケットだけは載せている。私だけかもしれないが、活字だけのCD紹介だと、とても読む気になれない。もっとも、この本では個々のCDについての解説はなく、そういうCDがあることだけが記載されているようだ。そのCDも、廃盤になってしまったり、LPでしか手に入らないものが目立つ。これではあまり用をなさないのではないか。また文句ばかりを書き連ねてしまったが、こんな内容であることについてはちょっと安心した。

というのは私はかねてからオーケストラ列伝をホームページ上でやってみたいと考えていたからである。私が書きたいと思っていたことを全部書かれていたらどうしようかと心配していたのだ。文句をさんざん言いつつも、ほっとする今日この頃。でも、私の頭では構想だけが膨らんで、妄想になりつつあるのも事実。何とかしないといけない。反省。


3月3日:クレンペラーのページに「ベートーヴェンの荘厳ミサ曲、交響曲第5番<運命>、交響曲第6番<田園>」を追加。

オケはウィーン響。レーベルはVOX。なお、長いCDにつき、今回は前編、後編に分けてある。要は時間が足りないのだ。ご容赦いただきたい。


3月2日:音質について

昔、まだ私が高校生だった頃、クラシック音楽は粗末なプレーヤーかラジカセでしか聴けなかった。お金がなくて、なかなか高価なLPを買う余裕がなかった私にとって、FMから流れてくるクラシック音楽をテープに録音し、それを繰り返し繰り返し聴くのが常であった。今はどうなのかよく知らないのだが、FM雑誌には一曲毎の演奏時間が必ず書いてあったので、テープを揃えるのには重宝した。私が長いこと使っていたラジカセは語学学習用に買ってもらったものだから、当然スピーカーは一個しかついてなかった。音質は最悪。でも真剣に聴いた。

私が最初に聴いたクラシック音楽はカール・ベームが指揮したウィーンフィルの「運命」であった。もちろんくだんの古いラジカセで聴いたのだが、その感動は今でもはっきり覚えている。しかも、テープにとって、どこがどうなっているのかまではっきり覚えるまで何回も聴いてしまった。とてもいい音だと思ったりした。

実は私は、クラシック音楽に立派なオーディオセットなんて要らないと思っている。事実、時々パソコンにつなげた安物のスピーカーで聴くのだが、ちゃんとしたスピーカーで聴くとへなへなな音が結構迫力のある音に変身していることが多い(安物スピーカーがそういう音作りをしていることもあるが)。こんな文章を書くくらいだから、私が書く音質云々という部分は眉唾だと考えていただいても結構だ。しかし、音楽の鑑賞と音質の鑑賞をごっちゃにしてはいけないと最近本当に思う。そんなことを知らしめるCDが手元にあって、その更新のための準備をしていてそう考えた。できれば一部は明日公開したい。


3月1日:CD試聴記に「ケンペ指揮BBC響によるブラームス交響曲第4番」を追加しました。

なお、明日よりWHAT'S NEW?の文章を「だ・である」体で書いてみたいと思います。CD試聴記、名曲名盤、クレンペラーのページなど、どれも「だ・である」体なので、統一してみたいのと、書いている本人が使い分けの意味が分からなくなってきてしまったからです。私にとっては環境激変の初日でしたが、多分、明日も更新できると思います。


(An die MusikクラシックCD試聴記)