ARCHIVE OF WHAT'S NEW?
2005年8月

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CD2005年8月31日:戦争レクイエム

青木さんによる「カルショーの名録音を聴く」に「ブリテンとカルショー」を追加しました。発売当時、ブリテンの「戦争レクイエム」のインパクトは強烈だったようですね。曲や演奏だけでなく、あのジャケットが及ぼした影響もあるでしょう。シンプルで印象深いジャケットが多くの人の心を捉えたはずです。LPやCDは、演奏家だけではなく、プロデューサーが大きくかかわっていることがよく分かります。

さて、明日から9月です。半年間の産前・産後の休暇を取っていた女房が久しぶりに出勤します。そのため我が家はここ数日騒然としています。が、青木さんのシリーズもあと1回を残して終了するので、次は私の番かな・・・などと思っています。うまく更新できると良いのですが。

 

CD2005年8月29日:カラヤンとカルショー

青木さんによる「カルショーの名録音を聴く」に「カラヤンとカルショー」を追加しました。青木さん、原稿ありがとうございました。

カラヤンほど毀誉褒貶の激しかった音楽家は歴史上稀だったのではないかと私は思っています。私がクラシック音楽を聴き始めた1970年代中頃、カラヤンは手兵のベルリンフィルと絶好調の状態であったはずですが、当時はカラヤンを絶賛する声だけではなかったはずです。少なくとも本邦ではアンチ・カラヤンの勢力がかなり強かったのを覚えています。私がカラヤンをそうした時代の偏向的評論から脱却して聴けるようになったのはごく最近のことです。今でもカラヤンを全肯定することはできませんが、非常に優れた音楽家であったことを認識し始めています。何とも情けない話ではありますが、これが実情です。
逆に、アンチ・カラヤン勢力とはいったい何だったのか。これと同じような現象が他にもあり得た我が国の風土には驚くべきものがあると感じられてなりません。私自身もその国に住むひとりですが・・・。自分の耳・考えをしっかり持つことは重要です。

 

CD2005年8月23日:Page Rank 5

私はブラウザにGoogleのツールバーを付けているのですが、先ほどふと見てみると、PageRankが4から5に上がっているではないですか! これは驚きました! というよりまさに欣喜雀躍! アクセスが100万件を突破したときと同じくらい嬉しいです。

Webマスターにとって、GoogleのPageRankは重要な指標です。いろいろなSEO(Search Engine Optimization)をしてもなかなかPageRankは上がらず、地道に努力するしかないのであります。これも日頃アクセスして下さっている皆様のおかげです。日頃のご愛顧、誠にありがとうございます。

 

CD2005年8月22日:ショルティとカルショー

青木さんによる「カルショーの名録音を聴く」に「ショルティとカルショー」を追加しました。青木さん、原稿ありがとうございました。

ショルティは大量の録音を残しながら、最近はあまり顧みられませんね。ちょっと気の毒な気がします。青木さんの文章を読んで、少し聴き直してみようかなと思いました。

 

CD2005年8月17日:コンセルトヘボウとカルショー

青木さんによる「カルショーの名録音を聴く」に「コンセルトヘボウとカルショー」を追加しました。

 

CD2005年8月16日:「カルショーの名録音を聴く」スタート!

青木さんによる「カルショーの名録音を聴く」がスタートします。本日は導入部分「はじめに」と「デッカとカルショーの略歴」だけをアップします。次回以降、本格的な試聴記が開始されますので、ご期待下さいね。

 

CD2005年8月3日:全肯定か、全否定か

自戒の念を込めて、このところ思うことを書いてみます。

自分にもそうした傾向がなかったわけではないので、あまり人様を批判できないのはよく分かっているのですが、クラシック音楽ファンには特定の演奏家・団体を盲目的に受け入れる一方、その反動なのか別の演奏家・団体に対しては完璧に拒絶の姿勢を貫くというタイプが存在するように思います。全肯定か、全否定というわけです。

演奏家も人間なので、常に同じ方向で完璧な歩みをしているわけではなく、ちょっと迷ってみたり、滑ったり、転んだりするものだと私は認識しています。また、人によって顔も性格も技術も違います。自分がすてきだと感じる顔をしている人もいれば、醜悪で汚らわしいと感じる性格の人だっているでしょう。演奏にもそれが言えます。そうしたいろいろな演奏家がいるからリスナーとしては面白いのです。

その演奏家達の歩みを自分の嗜好と照らし合わせて好きか・嫌いかということは十分あり得ます。が、それと全肯定・全否定とはちょっと違うのではないかと私は考えています。私にも必ずしも好きではない演奏家はいますが、全否定するつもりなど毛頭ありません。

このところ、書物のタイトルに「Aか、Aでないか」といった類のものをよく見かけます。注意を喚起しやすいタイトルなので、編集者はこの二元論的なネーミングの誘惑に勝てないのでしょう。しかし、世の中も、人間もそんな単純なものではないはずです。人間をそのように単純化してとらえるのは、おそらく個々の人間に対する尊敬の念がないからだと私は思います。

もしかすると、演奏家と聴衆の距離が離れてしまい、それこそCDでしか演奏家と接することがなくなってきたために全肯定・全否定の傾向が強まってきたのかもしれません。どのような演奏家であれ、舞台に立ち、そして立ち続けているからには訴えるべき「何か」を持っているはずです。その「何か」を表現するために努力をしている演奏家にもう少し敬意を払っても良いのではないかと私は考えています。

・・・とここまで書きましたが、これは自戒の念を込めて書いたものです。全肯定・全否定に陥らないよう、注意したいものです。

 

CD2005年8月1日:「わが祖国」ピアノ版

あなたもCD試聴記を書いてみませんか」のページに「スメタナの『わが祖国』《ピアノ連弾版》を聴く」を追加しました。 文は松本武巳さんです。松本さん、新婚旅行前日の原稿ありがとうございました。無事に帰国して下さいね!

 

(An die MusikクラシックCD試聴記)