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2005年6月

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CD2005年6月28日:クープラン

あなたもCD試聴記を書いてみませんか」のページに「フランソワ・クープランの「ルソン・ド・テネーブル」を聴く」を追加しました。 文はゆきのじょうさんです。ゆきのじょうさん、原稿ありがとうございました。

クープランはAn die Musik初登場です。高校生の頃、FM-NHKの「バロック音楽の楽しみ」で随分耳にしていたはずですが、いつの間にか遠ざかっていました。ゆきのじょうさんの文章を読んで、紹介されたCDを聴きたくなる人は私だけではないでしょう。

 

CD2005年6月24日:コンセルトヘボウ管の「エロイカ」

青木さんによる「コンセルトヘボウ管のページ」に「コンセルトヘボウ管の『エロイカ』聴き比べ」を追加しました。

 

CD2005年6月23日:モントゥーの「エロイカ」

青木さんによる「コンセルトヘボウ管のページ」に「モントゥーの『エロイカ』を聴く」を追加しました。青木さん、原稿ありがとうございました。

 

CD2005年6月19日:フィビフ

稲庭さんによる「チェコフィルのページ」に「アルブレヒトのフィビフ『交響曲第3番』」を追加しました。長文ですが、ぜひ最後までご覧下さいますようお願い申しあげます。稲庭さん、原稿ありがとうございました。

もしかしたら、この原稿はあちこちからリンクが張られるようになるかもしれませんね。こうした書き方、まとめ方はとても私ではできません。

 

CD2005年6月10日:ハイティンクの「ドン・ファン」後編〜比較試聴記

青木さんによる「コンセルトヘボウ管のページ」に「ハイティンクの『ドン・ファン』 後編」を追加しました。

今回は比較試聴記です。ぜひ最後までご覧下さい。非常に良いことが書いてあります。「コンセルトヘボウ管のページ」のオチとしてはどうかとは思いますが、An die Musik首席管理人としては「そうだろう、そうだろう」とにんまりしながら読んでしまいました。青木さん、原稿ありがとうございました。

 

CD2005年6月9日:ハイティンクの「ドン・ファン」

青木さんによる「コンセルトヘボウ管のページ」に「ハイティンクの『ドン・ファン』 前編」を追加しました。青木さん、原稿ありがとうございました。

「ドン・ファン」みたいな曲を周りに気兼ねすることのない音量で聴いてみたいものですねえ。あのホルンの咆哮を満喫したいと心から願わずにはいられません。そう思わせる曲には、他にマーラーの交響曲第8番、通称「千人の交響曲」があります。例えば、シャイーがコンセルトヘボウ管を指揮して演奏した「千人の交響曲」。これを普通のボリュームで聴いているとオケがやや遠く感じられることから、おそらく大音量で再生することを前提に作られていると私は思いますが、このCD、所々にすさまじい音が入っています。第1部冒頭、5小節目に現れる爆雷のような強烈ティンパニはその一例です。本当に普通のティンパニなのかといつも訝っています。本当は鋼鉄のバチで、銅鑼みたいなものをゴンゴン叩いているのではないかと疑っています。家に誰もいない時間を狙って聴いて、事実を確認したいところですが、今度は近所から苦情が来そうです。大音量を出したくなるCDを作るのはやめてほしいっす!

 

CD2005年6月8日:CDプレーヤー新調す

CDプレーヤーを新調しました。購入したのはDENONの「DCD-SA11」です。私の記憶に間違いなければ、CDプレーヤーは学生時代にTRIO製から始め、DENON(DCD-1650)、SONY製と続き、またDENON(DCD-1650SR)を買ったところで今回のDCD-SA11になりました。本当は上級機種の「DCD-SA1」にしたかったのですが、さすがに女房の決裁が降りませんでした。「DCD-SA11」でも女房を10日間拝み続け、やっとのことで許可されたのです。結婚してから最悪の金欠状態の中で、我が家としては高価なCDプレーヤーを新調してくれた女房には感謝しなくてはなりません。

私は「デジタル機器には音の差なんてほとんどないだろう」と思っていたのですが、それが大変な誤解であることを今年の春先に「Classical Music Fun」のFalkeさん宅で知りました。今回購入した機器はSACDも聴けますし、女房には話をわかりやすくするためにSACDを聴くためだと説明したのですが、目的はあくまでもCDの音質向上です。CDから出る音の質感を高めることに尽きます。

納入には「プロジック」の石黒社長がさいたま市までいらして下さいました。石黒社長は関口機械販売の社長でもあります。当然のことながら機材を納入するだけの話ではありません。CDプレーヤーもチューンアップしていただいています。電源ケーブルだけでなく、アンプ・CDプレーヤー間のラインケーブルも最高音質のものにし、その電源を取る壁コンセントも変えてもらいました。CDプレーヤーの下には水晶のインシュレーターを噛ませています。今回変えなかったのはスピーカー・ケーブルくらいです。

ここまでのグレードアップで、CDの音質はかなり向上しました。正確に書くと、ソースの善し悪しがもろに反映されるようになりました。もともと良くなさそうな録音のCDの音が急にすばらしくはなりませんが、少なからぬ数のCDで質感が飛躍的に向上しました。一部のCDでは、今まで耳にすることのなかった、楽器の倍音成分がクリアに聴き取れるようになってびっくりしています。そうした音がCDにはしっかり入っていたんですね。

オーディオには距離を置いてきた私ですが、このところ自分の限られた時間をもっと大切にし、より良い環境で音楽を聴いて過ごしたいと考えるようになってきました。ですから、もう少し機材にも手を加えたいところなのですが、「これ以上はどうかな?」と悩みます。というのは、階下への音漏れ問題を解決しないままCDプレーヤーを新調したので、これだけのグレードアップをしながらも、機器の性能を完全に活かし切れないのであります。アンプも、スピーカーも、CDプレーヤーも、もう少し大きな音で鳴らしてあげたいところですが、ここから先は家庭の事情が許しません。家庭あっての亭主の趣味なので、難しいものです。あとは、家族をオーディオマニアにでも改造するしかないのですが、私の力ではとてもそこまではできません。世の亭主族はどうしているんでしょうね。

 

CD2005年6月5日:「千人の交響曲」

CD試聴記」に「ケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ響によるマーラー:交響曲第8番『千人の交響曲』」を追加しました。

リストを作ったら、全曲の本格的な聴き比べをしてみたくなりました。が、そのような大それたことをしでかすと、家庭に居場所がなくなってしまいそうです。

 

CD2005年6月1日:コンサートは最後まで聴くべし

今年は女房の育児を精神的にも体力的にもできる限り手伝うことにしているので、私はコンサートを自粛しています。そうは言っても、どうしても行きたいコンサートがあったので今日はオペラシティまで行ってきました。ドレスデン歌劇場室内管弦楽団のモーツァルト・プロです。いろいろな意味で思い出に残るコンサートでした。何と言っても、生命の危機を感じたのです。

指揮者ヘルムート・ブラニーが第1曲目の交響曲第29番で指揮棒を振り下ろした瞬間、いきなり地震が。直下型のように真下からずしんと揺れるのを感じました。恐かったです。次は宮本文昭さんをソロにオーボエ協奏曲。第1楽章のカデンツァでまたもずしん。インターミッションを挟んで後半はモーツァルトの「バイオリンとビオラのための協奏交響曲」。第3楽章のちょうど良いところでぐらりぐらり。会場の一部がざわつきました。正直言って、「この会場で大地震になったら、必ずここで死ぬだろうな」と私は本気で思いました。コンサート会場でじっと身構えて音楽を聴く体勢をとっているために実際の震度以上に揺れを大きく感じたようです。そんな状況だったために、メインプログラムが終わるとそそくさと帰る人が続出しました。が、今日のコンサートはここからが面白かったのであります。アンコールに3曲演奏されましたが、これがすんばらしい! 地震も来なくて演奏に集中できました。

アンコール曲はハイドンの交響曲第45番「告別」の第4楽章の「アダージョ」以降の部分、次に交響曲第49番「受難」の第4楽章、シュトラウスの「ピッチカート・ポルカ」でした。「告別」の演奏では、照明をどんどん落としていきつつ、演奏者も姿を消していくという正しい演出付きでした。「告別」終了後は真っ暗です。実際に目の前で見たのは初めてですが、面白いですね。ハイドンという人の才覚にはほとほと感心させられます。演奏自体、「告別」も「受難」もぜひともCD化してほしい出来映えでした。だめ押しで「ピッチカート・ポルカ」を聴いて家路についた私でしたが、地震があったためにモーツァルトの演奏に集中できなかった分を、アンコールで完全に取り戻してしまいました。実は私もまた地震が来やしまいかと不安で、アンコールの前は早く帰りたかったのでしたが、最後まで残って良かったです。

ドイツには地震がほとんどありません。たまに地震が来るとドイツ人は周章狼狽します。が、コンサート会場では団員があわてず騒がず、立派に演奏しました。大したものだと思います。今年最初で最後になるかもしれないコンサートでしたが、コンサートでしか聴けない音を堪能できました。しばらくはこのコンサートの思い出だけで楽しめそうです。

 

(An die MusikクラシックCD試聴記)